The Last of Us Part II Remastered: NO RETURN

『The Last of Us Part II』の絶妙なゲームプレイに焦点を当てた、新たなローグライク・サバイバルモードをご紹介。

「NO RETURN」とは?

ローグライク・サバイバルモードである「NO RETURN」では、ランダムな出来事が起こるランを体験でき、プレイヤーはルートを選んで自らの腕を試すことができる。ランの仕組みと、同モードでどのようなことを体験できるのかを見てみよう。

「NO RETURN」はコンティニュー不可

「NO RETURN」のランダムエンカウンターでは、『The Last of Us Part II』の本編に登場したジャクソンやチャンネル13など、見覚えのある場所がステージとして再び現れる。異なる特性を持つさまざまなプレイヤブルキャラクターや、ゲームプレイが予測不能になるMOD、ユニークオブジェクトなどが追加されるため、常に新しい体験をすることができる。

ただし「NO RETURN」ではコンティニュー不可となっている。ランの途中で倒れてしまった場合は、道中で獲得した武器、アイテム、強化のすべてを失い、ランダム生成された新しいランを最初からやり直すことになる。

どのランも、進み方はまったく決まっていない。ラン全体を通して、プレイヤーはさまざまな出来事の中から進行先を選択する。その選択に応じて、ゲームプレイの種類だけでなく、アンロックされる報酬や遭遇するMODなどが決定される。

各戦闘の間に、プレイヤーは拠点に帰還する。コルクボードに広げられたルートを使って次の戦闘を選択し、準備を整えることができる。

「NO RETURN」における各種のチャレンジ

「NO RETURN」のチャレンジには以下の4種類がある。
  • ASSAULT - 敵の大群を相手に戦闘。
  • CAPTURE - 敵が警備する貴重な物資が詰まった金庫を破る。
  • HOLDOUT - AIが操作する味方とともに、周囲に群がる感染者に対抗する。
  • HUNTED - 次々と現れる敵に対抗し、時間切れになるまで生き延びる。

ランの最後まで辿り着くと、6体のうち1体のボスが解除され、戦闘することになる(すべてのボスを倒すと、次回以降のランでボスがランダムに登場する)。その中には『The Last of Us Part II』に登場した印象的な敵もいるが、初めて戦った時と同じような戦闘になるとは限らない。

ランを勝利で終えたとしても、クリッカーやハンターに倒されてしまったとしても、スコアは集計され、パフォーマンスに応じてランク付けされる。そして、次のランは前回のランとは異なり、プレイするたびに常に新しい出来事が起こるようになっている。

MOD・ギャンビット・強化

ランダムに登場するMOD

MODはランダムに適用され、MODが含まれたチャレンジに挑むと、獲得できる報酬が変化する。これにより、プレイヤーは予想外な方法で自らの腕を試すことができる。敵が死亡時にパイプ爆弾を落としたり、マップを濃い霧が覆ったりなど、さまざまなMODが用意されている。

ダイナミックなチャレンジ

「ギャンビット」は自由に選択できるダイナミックなチャレンジで、さらなる刺激をもたらす。目標は、ヘッドショットの命中回数から近接攻撃の回避にいたるまでさまざまだ。チャレンジに臨む際の計画を練ることができる他、戦略の幅を広げながら、そのランに必要な追加資源の獲得を目指す機会を作ってくれる。

強化可能な武器

『The Last of Us Part II』の本編では強化可能な武器が多数登場し、スキルの強化ツリーもエリー・アビー用にそれぞれ用意されていた。

これらの要素は「NO RETURN」にも引き継がれたが、強化はランごとにリセットされるため、入手した資源をどの武器の強化に使用するべきか、もしくは今後の出来事で最も役立つスキルはどれなのかなど、難しい選択を迫られることになる。また、ドロップする武器もランによって異なるため、確実に生き残ることができる強化ルートも変わる。

「NO RETURN」の奥深いゲームプレイ

「NO RETURN」では、ランダムな出来事が起こるランを体験でき、プレイヤーはルートを選んで自らの腕を試すことができる。見覚えのある場所でありながら、予測できないアレンジが加わった戦闘を体験しよう。

キャラクターを選ぼう

「NO RETURN」の開始時はエリーとアビーのみプレイ可能だが、それ以外にも多くのキャラクターを解除できる。中にはシリーズで初めてプレイ可能となるキャラクターも含まれている。さまざまなチャレンジを進めることで、エリーと同じジャクソンで暮らすディーナ、ジョエル、トミー、ジェシーや、アビーの仲間であるレブ、ヤーラ、メル、マニーを解除することができる。

それぞれのキャラクターは独自の特性を持っており、異なるプレイスタイルを楽しむことができる。例えば、ディーナは最初から罠とスタン爆弾の作り方を知っており、スキルツリーには2倍の量の爆弾を作れるようになるスキルがある。一方で、アビーは近接武器強化の方法を最初から取得し、近接攻撃で体力を回復することができる。プレイヤーは得意とするプレイスタイルを極められる一方で、普段はあまり使用しないスタイルも試せるようになる。

ランを始めよう

チャレンジはプレイ可能な各キャラクターとモード全体に関係しており、目標をクリアすることで、新しいキャラクターや服装、「ギャンビット」や「仲間」などのゲームプレイ要素を解除できる。

通常のランはランダム生成されるが、それとは別にカスタムランをプレイすることもできる。カスタムランでは、「NO RETURN」のゲームプレイに影響を与える要素のオン・オフを切り替えることが可能だ。さらに、世界中のプレイヤーを相手に腕試しできるデイリーランが毎日登場※。ここでは全プレイヤーが同じキャラクターを使い、ランダムに生成された同一のランを一発でクリアできるかどうかを競う。

スコアとランタイムの記録をランキングで確認して、『The Last of Us Part II Remastered』をプレイする他のプレイヤーを相手に、どこまで競えるかをその目で確かめてみよう。

予想外の新体験

「NO RETURN」は『The Last of Us Part II Remastered』を起動すると同時にプレイ可能になるが、初心者はまずは本編のプレイを通して、ゲームプレイのコツを掴むことをおすすめする。

このモードは初心者・経験者問わず、プレイヤーの腕が試されるようにデザインされている。チュートリアルがあるとはいえ、本作の戦闘システムに関する基本的な知識を持っていることが前提となる。「The Last of Us」シリーズを体験済みの方も、きっと「NO RETURN」では予想外の新体験ができるはずだ。

※デイリーランをプレイするにはインターネット接続が必要です。