苦難を乗り越えたその先へ。スーパールーキーを迎え、新体制で挑むRush Gaming

国内の『コール オブ デューティ』eスポーツシーンにおいて、大きな人気と影響力を持つチーム、Rush Gaming(ラッシュゲーミング)。

今シーズン、『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』(以下、CoD:BOCW)の国内大会「コール オブ デューティ プロ対抗戦」では、Gorou選手をリーダーとして、注目のルーキープレイヤーを迎え入れ、新たな体制で挑みます。

Rush Gaming

現メンバー

リーダー Gorou(ゴロウ)選手

WinRed(ウィンレッド)選手

Sirius(シリウス)選手

Current(カレント)選手

チーム戦績

2020年:

CoD Challengers日本代表決定戦 Spring 決勝大会 3位

 

2019年:

CoD Challengers⽇本代表決定戦 プレシーズンマッチ 2位

CoD:BO4日本最強決定戦 3位

第4回 CWL日本代表決定戦 3位

第3回 CWL日本代表決定戦 2位

第2回 CWL日本代表決定戦 6位タイ

第1回 CWL日本代表決定戦 6位タイ

 

2018年:

CoD:WWIIプロ対抗戦 3位

 

2017年:

CoD:IW SCARZ vs Rush CLAN TGS2017 頂上決戦 出場

苦難を乗り越え、生まれ変わったRush Gaming

チームの始まりは2016年、Rush CLAN eスポーツ部門として活動をスタート。その約1年後から、プロチームのRush Gamingとして始動しています。当時からRush Gamingは、大会で活躍するだけでなく、動画や配信での積極的な発信活動を続け、CoD競技シーンの盛り上がりに大きく貢献してきました。

とはいえ、Rush Gamingの歴史は決して順風満帆なものではなく、チームの核となるGreedZz(グリード)選手の活動休止など、これまで数々の困難にぶつかり、上手く結果を残せない時期も続きました。

しかし、今シーズンのRush Gamingは、Gorou選手をリーダーとする体制で、新たに生まれ変わったと言えます。中でも、最も注目を集めているのは、公式大会に出場可能な18歳になったスーパールーキー、Sirius選手の加入でしょう。

Sirius選手にとってRush Gamingは、CoD競技シーンに足を踏み入れるきっかけになったチームで、過去にはファンミーティングに参加したこともあったといいます。ただ、Sirius選手の際立った強さは、コミュニティ大会や交流戦を通じて以前から知られており、満を持してのプロチーム加入となりました。

Sirius選手の加入により体制が整ったかと思われたRush Gamingですが、2020年12月に急遽Vebra選手が一身上の都合により活動を休止。新たなメンバーを探す中で、満場一致で名前が挙がったのがCurrent選手でした。メンバーの強いアプローチでCurrent選手の加入が決まり、現在の4人へ。新たなRush Gamingとして、今シーズンに挑みます。

大会の中で成長を続ける、チームや選手の変化に注目

今シーズンのRush Gamingは、最年少メンバーのSirius選手を筆頭に、経験を重ねていく中での成長が見どころ。大会の期間中も、さまざまな面での変化を見せてくれることでしょう。

チームで最前線のポジションに立ち、SMGで敵をなぎ倒していくのは、チーム設立時からのメンバーであるWinRed選手。そして、WinRed選手に続くポジションでは、Sirius選手が撃ち合いの強さを存分に発揮していきます。

チームメイトから「縁の下の力持ち」と信頼を置かれるのは、的確なコールでチームを支えるCurrent選手。さらに、最も後方のポジションから、メインARのGorou選手がチームを指揮します。大会では、チームを支える2人の動きをマップ上の矢印で追うと、より面白く試合を観戦できるはずです。

技術とメンタルの両面を鍛え、さらなる成長を目指す

「コール オブ デューティ プロ対抗戦」において、もちろんRush Gamingにとっても、Libalent Vertexの連覇を止めたいという気持ちは他チームと同様でしょう。そして、Gorou選手とWinRed選手にとって、元チームメンバーのLuke選手が率いる新チームFAV gamingは、負けられないライバルとして意識する存在です。

また、今シーズン大きく体制が変化したRush Gamingですが、もう1つ新たな要素として、メンタルコーチングの導入が挙げられます。大会におけるメンタルは、試合の結果を大きく左右するもの。リーダーのGorou選手は「押されている時こそ、どのように立て直していくかを見てほしい」と語ります。

本大会では、各試合で取得したゲーム数がポイントとなるため、劣勢に追い込まれた試合でも取れるゲームを逃さない冷静さも重要。メンタル面の強化は、さらなる成長を目指すRush Gamingにとって、大きなアドバンテージとなるでしょう。

「コール オブ デューティ プロ対抗戦」へ向けて、ファンへのメッセージ

今のRush Gamingは、Vebra選手やLuke選手がロスターから外れて、不安に感じているファンの方もいると思います。でも、その中で「Rush GamingにCurrentが入ってよかった」と思われるくらいの選手を目指していますし、チームとしても結果を出したいと思っています。

(Current選手)

 

自分は18歳でルーキーという印象だと思いますが、Libalent VertexやCYCLOPS athlete gamingにいるベテランの選手たちにも引けを取らないプレイで、若手というイメージを払拭したいです。年齢に関係なく1プレイヤーとして活躍して、ベテラン勢の足元をすくいたいと思います。

(Sirius選手)

 

2018年の「CoD:WWIIプロ対抗戦」では、とても悔しい思いをしました。今回は3年ぶりのプロリーグということで、改めて一つ一つを見つめ直して試合に挑んでいきたいです。応援してくださっているファンの皆さんに、今年はいつも以上に成長している姿を見せたいと思います。

(WinRed選手)

 

今までチームを引っ張ってきたGreedZz選手に代わって、自分がリーダーを務めることになり、ファンの方には心もとなく思われている部分もあると思います。でも、ファンの皆さんにもチームメンバーにも、「Rush GamingのリーダーといえばGorouだ」と信頼される存在になりたいと思っています。リーダーとしてチームを成長させていく姿を、ぜひ皆さんに見ていただきたいです。

(Gorou選手)