予測不能の上位争いは、ますます大混戦へ! 「コール オブ デューティ プロ対抗戦」SUMMERシーズン 第3回 レポート

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が主催する、PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『コールオブデューティ ブラックオプス コールドウォー』(CoD:BOCW)の国内大会「コール オブ デューティ プロ対抗戦」SUMMERシーズン 第3回が7月11日(日)、オンラインにて実施されました。

第2回では、引き続き無敗のLibalent Vertex(以下、LV)が首位をキープ。好調ぶりを見せるRush Gaming(以下、Rush)が2位に続きますが、3位から5位まで各1ポイント差となるなど、ランキングは混戦模様となりました。

第3回を迎え、SUMMERシーズン後半戦に突入。予想を覆す展開が続く中、はたしてどのチームがグランドファイナル出場枠へ手を伸ばすのか。第4回/グランドファイナルに向けた、2位争いが大きな見どころとなりました。

出場チーム

CYCLOPS athlete gaming/サイクロプス アスリート ゲーミング(以下、CAG)

FAV gaming/ファブゲーミング(以下、FAV)

Libalent Vertex/リバレントヴァーテックス(以下、LV)

REJECT/リジェクト

Rush Gaming/ラッシュゲーミング(以下、Rush)

SCARZ/スカーズ

【第1試合】新体制FAVが挑むも、SCARZの勢い止まらず

この日の第1試合は、FAV対SCARZからスタート。FAVは新メンバーのFunny選手を迎え入れ、新たな体制で不調からの立て直しをはかるべく挑みます。

しかし、ゲーム1のHARDPOINTから、主導権を握ったのはSCARZ。SMGで前線を切り開くNevvtonX選手を筆頭に、アグレッシブな撃ち合いで圧倒します。その後も食らいつくFAVを抑え込み、SCARZが第1試合を3-0で制しました。

回を追うごとに、順調な仕上がりを見せるSCARZ。2位のRushに対して1ポイント差まで迫り、第5試合での直接対決に大きな期待がかかる展開となりました。

<第1試合 結果>

FAV gaming 0-3 SCARZ

 

HARDPOINT(Checkmate):187-250

SEARCH & DESTROY(Express):2-6

CONTROL(Checkmate):1-3

【第2試合】完全復調を遂げるCAG、REJECTに快勝

第2試合は、4位のCAGと5位のREJECTによる戦い。上位争いに食い込むために、両チームにとって負けが許されない正念場となります。

ゲーム1のHARDPOINTでは、CAGが大差をつけて先制。対するREJECTは、ゲーム2のSEARCH & DESTROYで取り返します。続くゲーム3のCONTROLでは、weekmoke選手を中心にCAGがすさまじい爆発力を発揮し、REJECTの動きを完全に封じるワンサイドゲームに。そのままゲーム4でもCAGがペースを握り、第2試合を3-1で勝利しました。

第2回ではコンディションが懸念されていたCAGですが、不調を払拭。グランドファイナル出場への可能性をつなぐ3ポイントを手にしました。

<第2試合 結果>

CYCLOPS athlete gaming 3-1 REJECT

 

HARDPOINT(Checkmate):250-57

SEARCH & DESTROY(Raid):2-6

CONTROL(Garrison):3-0

HARDPOINT(Moscow):250-95

【第3試合】好調SCARZが迫るも、一歩先を行くLV

第3試合は、LV対SCARZ。着実に連勝記録を伸ばすLVに対し、ますます好調ぶりが光るSCARZが挑みます。

ゲーム1のHARDPOINTでは、SCARZが大きくリードする展開をつくり、LVに100ポイントもの差をつけて勝利します。SCARZの活躍に期待が高まる滑り出しとなりましたが、ここで簡単に流れを渡さないのが王者LV。ゲーム3のCONTROLでは、再びSCARZが勢いを見せますが、あと一歩のところでラウンド取得につながらず。一枚上手の勝負強さを見せたLVが、第3試合を3-1で制しました。

2位を狙うSCARZとしては、LVを相手に重要な1ポイントを獲得。これにより、試合数は異なるものの、Rushと同点に並ぶポイントを獲得しました。

<第3試合 結果>

Libalent Vertex 3-1 SCARZ

 

HARDPOINT(Garrison):150-250

SEARCH & DESTROY(Standoff):6-3

CONTROL(Garrison):3-1

HARDPOINT(Raid):250-117

【第4試合】意地を見せるREJECT、FAVを引き離す

第4試合は、FAV対REJECT。ランキング下位に沈む2チームにとって、お互いに後がない状況での戦いとなりました。

まずはゲーム1のHARDPOINTをREJECTが先制。続くゲーム2のSEARCH & DESTROYも、序盤の大胆な作戦を布石にREJECTが勝利をつかみます。追い込まれたFAVですが、ゲーム3のCONTROLではFunny選手のファインプレーが飛び出し、土壇場での勝利を奪取。しかしながら、REJECT優勢の流れを覆すことはできず、ゲーム4を取り切ったREJECTが第4試合を3-1で勝利しました。

この勝利によりREJECTは、2位を争う上位チームとの差を縮めることに成功。一方で、FAVは大きくポイント差を広げられ、窮地に立たされる結果となりました。

<第4試合 結果>

FAV gaming 1-3 REJECT

 

HARDPOINT(Garrison):129-250

SEARCH & DESTROY(Express):4-6

CONTROL(Raid):3-1

HARDPOINT(Raid):180-250

【第5試合】予想を覆す3-0! SCARZがRushに完封勝利

第5試合は、グランドファイナルへの出場枠をかけて2位を争う、Rush対SCARZの重要な一戦。これまで何度も激戦を繰り広げてきた2チームだけに、接戦が予想されていました。

拮抗する展開となったゲーム1のHARDPOINTでは、終盤に追い上げたSCARZが逃げ切り勝利。さらに、ゲーム2のSEARCH & DESTROYでは、SCARZが5ラウンド連取での逆転勝利を収めます。SCARZがリーチをかけますが、ゲーム3はRushがSUMMERシーズン勝率100%を誇るCONTROL。しかし、これをSCARZが打ち破り、3-0での完封勝利を果たしました。

Rushにポイントを与えず勝利したことで、SCARZはグランドファイナル出場圏内へ一気に浮上。2位争いは、さらなる混戦状態へと突入しました。

<第5試合 結果>

Rush Gaming 0-3 SCARZ

 

HARDPOINT(Garrison):230-250

SEARCH & DESTROY(Standoff):4-6

CONTROL(Garrison):1-3

【第6試合】本調子のCAGも、まだLVを止められず

第6試合は、CAG対LV。本来の調子を取り戻したCAGが、無敗のLVを止めるべく立ち向かいます。

ゲーム1のHARDPOINTでは、粘るCAGが怒涛の追い上げを見せますが、逃げ切ったLVが先制。ゲーム2のSEARCH & DESTROYでは一転、LVが追いかける側となり、これを振り切ったCAGが勝利を奪います。しかし、その後のゲームでは、CAGがチャンスをつかもうと迫るものの、SCARZ同様にあと一歩が届かず。最後の最後で勝ちを譲らないLVが、第6試合を3-1で制しました。

上位チームとの差を縮めたいCAGですが、LVから奪えたのは1ポイントのみ。CAGがグランドファイナル出場の可能性を得るためには、第4回に残る3試合の全勝が必須となりました。

<第6試合 結果>

CYCLOPS athlete gaming 1-3 Libalent Vertex

 

HARDPOINT(Moscow):213-250

SEARCH & DESTROY(Moscow):6-3

CONTROL(Checkmate):0-3

HARDPOINT(Raid):225-250

【第7試合】プレッシャーがかかる一戦、FAV対Rush

第7試合は、ともに次につなげる勝利が欲しいFAV対Rush。第5試合でSCARZに思わぬストレート勝利を奪われたRushにとっては、絶対に落とすことができない試合となりました。

接戦が繰り広げられたゲーム1のHARDPOINTで、先制したのはFAV。プレッシャーのかかるRushとしては不穏な立ち上がりとなりますが、ゲーム2のSEARCH & DESTROYで持ち直します。フルセットにもつれ込む戦いとなったゲーム3のCONTROLでは、ギリギリのところでRushが勝利。流れをつかんだRushが、第7試合を3-1で勝利しました。

ここで3ポイントを獲得したRushは、再びSCARZと2位タイへ。グランドファイナル出場をかけた2位争いは大混戦のまま、第4回へと向かいます。

<第7試合 結果>

FAV gaming 1-3 Rush Gaming

 

HARDPOINT(Garrison):250-220

SEARCH & DESTROY(Standoff):2-6

CONTROL(Raid):2-3

HARDPOINT(Checkmate):162-250

【第8試合】REJECTにチャンス与えず、LV完勝

第3回のラストマッチとなる第8試合は、LV対REJECT。REJECTにとって、グランドファイナル出場の可能性を手にするためには、勝たなければならない背水の陣となりました。

前回のマッチでは、ゲーム5までもつれ込む熱戦を繰り広げ、LVから2ポイントを奪ったREJECT。ですが、試合前に「成長スピードの差でリベンジがしたい」と語ったInaba UR選手の言葉通り、LVがREJECTを上回る力を見せつけます。REJECTが得意とするSEARCH & DESTROYも封じ、つけ入る隙を与えないまま、LVが第8試合を3-0で完勝しました。

LVは第4回に向け、SUMMERシーズンも全勝での優勝を狙うと宣言。0ポイントでの敗北を喫したREJECTは、惜しくもここで2位争いから脱落することとなりました。

<第8試合 結果>

Libalent Vertex 3-0 REJECT

 

HARDPOINT(Garrison):250-134

SEARCH & DESTROY(Raid):6-4

CONTROL(Raid):3-0

グランドファイナル出場権をかけ、激化する2位争い

第3回が終了し、SUMMERシーズンもいよいよ終盤へ。圧倒的な強さで全勝を続けるLVが8試合24ポイントで首位をキープし、グランドファイナルへの出場を確定させました。

一方で、グランドファイナル出場をかけた2位争いは、ますます激化。現在、2位タイに並ぶ7試合16ポイントのRushと、8試合16ポイントのSCARZ、そして4位に続く7試合12ポイントのCAGまで、3チームにグランドファイナル出場の可能性が残されています。

第4回には、第1試合のCAG対Rushや第4試合のCAG対SCARZなど、グランドファイナル出場を狙うチーム同士による直接対決があり、ここでの勝敗と獲得ポイントが大きな見どころとなるでしょう。

SUMMERシーズン 第4回/グランドファイナルは、7月25日(日)AM10時より配信スタート。大会配信はYouTube、Twitch、Twitter Liveにて行われます。いったいどのチームがグランドファイナルへの出場権を獲得し、LVとの頂上決戦に挑むのか。熱戦が続くSUMMERシーズンの最終戦をお見逃しなく。

「コール オブ デューティ プロ対抗戦」SUMMERシーズン 第4回/グランドファイナル